衒学屋さんのブログ

-Mr. Gengakuya's Web Log-

2022-01-01から1年間の記事一覧

「度々足袋で旅をした」――資源活用事業#27

植戸万典(うえとかずのり)です。適当を愛する者です。令和4年も年の瀬。 今年も記名無記名問わずいろいろな文章を書いてきましたし、それは昨年もそうであったように、来年も同様でしょう。人生はよく旅に例えられますが、それなら来たる令和5年はどんな旅路…

「これは邪宗門のはなし」――資源活用事業#26

植戸万典(うえとかずのり)です。恥の多い生涯を送って来ました。それは太宰だ。教科書的なイメージからか、あるいは有名な文学賞に冠されているからか、高尚な文学者と思われがちな芥川龍之介です。 “高尚な文学者の高尚な文学作品”なので敬遠されがちでもあ…

「文を好む木の実の季」――資源活用事業#25

植戸万典(うえとかずのり)です。夏(の暑さ)がだめだったりセロリが好きだったりします。雨は降るときは降るし、降らないときは降りません。 何が言いたいかというと、世の中は予想どおりになるとは限らないし、台風が近づいているからとコロッケを用意して…

「うちなーぬゆー」――資源活用事業#24

植戸万典(うえとかずのり)です。いろいろと難しいことも多いけど、なんくるないさ。6月23日は沖縄の慰霊の日。畏き辺りにおかせられては、終戦の日や広島・長崎の原爆忌と同様に忘れてはならない4つの日のひとつとされているとか。沖縄戦だけでなく、古琉球…

「べし」――資源活用事業#23

植戸万典(うえとかずのり)です。常識だと思っていたものほど不確かだったものはない、というのが今の世界に対する現代人の実感なのではないでしょうか。そんな大層な話題でなくても。 世の中には自身の狭い見識を全世界の常識のように押し付けてくる人がいて…

菊の紋章と神社の近代

要旨 菊花紋章は皇室の紋章として、明治から終戦後までは自由に使用できなかった。 一部の神社仏閣では、菊花紋章の使用が限定的に許されるようになっていった。 官祭招魂社も許されていたが、護国神社になって以降は新たに使えなくなった。 キーワード 菊花…

「市の虎は真実を食う」――資源活用事業#22

植戸万典(うえと かずのり)です。国際情勢も混迷し、さまざまな情報の飛び交っている昨今。誰の言う何が本当で、あるいは嘘なのか、朝夕のニュースを見ているだけでは真実を計り知れません。世界がこうなることなど全く見越していたわけではありませんが、今…

「ビールに関する一考察」――資源活用事業#21

植戸万典(うえと かずのり)です。またビアバーには行きづらい世相になってきて悲しみを覚えています。ビール党です。日本酒も焼酎も洋酒もいける口ですが。 とくに所謂クラフトビール派でして、個人的には、最近は一時期ほどの持て囃されではないかもですけ…